【2024ごあいさつ】希望という風を帆にはらんで、前へ

多田千香子

Pen&Co.共同創業者の多田です。株式会社を設立して初めての新年を迎えました。お世話になったみなさま、かかわってくださったみなさま、心から感謝申し上げます。「ペンで、心を動かす」をタグラインに2023年6月に起業、7月にはスポーツジャーナリズム事業として”Pen&Sports”を創刊しました。試行錯誤しながら、もがきながら、あっというま過ぎる1年でした。困ったことや難しいことは「松ぼっくり」と呼び、やる気にメラメラと火をつける着火剤にしています。「また松ぼっくり拾ってきた!」「今度のもよく燃えるわ~」などと言いながら、ユーモアを忘れず糧にしています。

2023年8月~11月は、第36回東京国際映画祭に携わりました。新設された「エシカル・フィルム賞」や、15以上ある提携企画の映画祭側の窓口として、運営や調整業務を担いました。イベント台本を書いたり、上映する素材を作成したり、初めてする仕事や聞き慣れない業界用語も多かったのですが、私たちの「広報・PR・クリエイティブ」事業のひとつとして真摯に取り組みました。賞の協力企業・住友商事のオウンドメディアやテレビ東京の番組でも紹介されているので、ぜひご覧ください。

キャリア支援事業としては体育会系学生の就職活動など、惜しみなく協力しています。新卒に限らず中途採用や転職活動などで、文章に迷うことがあればお気軽にご相談ください。

東京・上野で2023年9月、開いた創刊パーティーで「何としてもパリ五輪の現地取材を実現します」とあいさつしたのですが、いよいよ本番の2024年になり、背筋が伸びる思いです。

100年ぶりに戻る五輪の地、そして私が2年住んだパリ市の標語は「たゆたえども沈まず(ラテン語: FLVCTVAT NEC MERGITVR)です。市の紋章にも帆船とともに刻まれています。私がパリ在住時代には毎朝、メトロ高架橋に掲げられた紋章の下を通るたびにラテン語の標語を目にしたものです。Pen&Co.も希望という風を帆にはらんで2024年、バージョンアップを誓います。迷ったら船上で見上げる北極星のように、ミッションに立ちかえります。「ペンで1人を支える」「ペンで1%を照らす」「ペンで世界を一つに」。同じ思いを持つ方々と協力しつつ、ペンの力で、社会をエンパワーメントします。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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