Our Mission | 私たちがめざすもの

ペンで1人を支える ペンで1%を照らす ペンで世界を一つに

ペンで1人を支える

当社CEO・多田は朝日新聞社時代、記者として活動したのち、編集者として約7年間勤務しました。社内では「面担」と呼ばれています。記者が書いてくる原稿の最初の「読者」で、ニュースの価値を判断し、どの面(一面なのか社会面なのか、など)に載せるかを吟味します。さらに写真やインフォグラフィックスで補強し、見出しをつけ、レイアウトします。朝刊の「面担」の場合、午後早めに着席し、降版時間は翌日の未明です。刻々と動くニュースに対応する反射神経と、長時間労働のスタミナが要求されました。

「〇人死亡」「〇人が行方不明」といった事故や火災、事件がない日はありません。国内外から大量の原稿が押し寄せるなか、瞬時にニュースバリューを判断します。遠い国で死者100人を超す災害が起きたとします。日本人が犠牲者リストになければ「扱い」は軽くなるでしょう。複雑な気分を抱えつつ、「ベタ記事(小さい記事)」の見出しをつけていました。新聞が伝えない1人に目を向けたい、支えたい。そんな思いが募った原体験です。

Pen&Co.は幅広いニュースを対象にするマスコミではありません。匿名でもリストのなかの1人でもない、名前と顔のある個々、オンリーワンに向き合い、ストーリーを紡いでいきます。

Pen&Co.は使い捨てにせず・されず、フェアプレーを重んじます。ペンの力で、1人を見捨てず、風速1ノットでも社会に変化の風を起こし、エンパワーメントします。

ペンで1%を照らす

当社COO・原田は朝日新聞社時代、スポーツ記者として、マイナー競技に光を当てることにこだわりました。自身が陸上の中ではマイナーな中距離(800m,1500m)ランナーだったことも影響しています。プロ野球やサッカーなどのメジャー競技がマスコミでは大きく扱われますが、それ以外のマイナー競技の選手たちの頑張りをウォッチすることに心血を注いでいました。

リオデジャネイロ五輪では、男子ハンドボールのアジア予選に、日本からたった一人の取材陣としてカタール・ドーハに出向き、特報しました。リオ五輪本番では、たった一人のテコンドー日本代表・浜田真由選手に密着しながら、全日本テコンドー協会の要請で連日協会のサイトに記事を提供しました。3年以上取材で追ったカヌースラロームの羽根田卓也選手が、リオ五輪でアジア勢初となるメダルを取った時、羽根田選手から「プレスのMVPは原田さん」と言ってもらえたことは、記者魂の源泉になっています。

Pen&Co.は光が当たらず、見逃されている人、商品、ビジネス、価値観をすくいます。本人や作り手が気づいていない「ユニークネス」「オリジナリティ」「味わい」「強み」「おもしろみ」の原石を丹念な取材で探り当て、ペンの力で磨く。そして、1カラットでも輝きを増すよう全力で伴走します。

ペンで世界を一つに

14億人の巨大市場・インドに当社CEO・多田は7年の滞在経験があります。「スマホのある<三丁目の夕日>」で、インド経済がカエル跳びのように成長するさまを目の当たりにしました。街路樹に鏡1枚を立てかけて営む理髪屋や、ココナッツ屋台でもスマホ決済です。

ただ40℃を超す5、6月でも、路上で暮らすしか術がない人々を見るのも日常でした。炎天下でカレーをつくり、チャパティー(全粒粉パン)を焼いています。赤、黄、緑、カラフルなペンを手に「マダーム」と、はだしの女の子が買ってほしいと見上げます。「ぺンはあなたが売るものじゃない。使うものよ」と心で念じながら、何もできない自分を歯がゆく感じました。あの子にペンで書いてほしい。生きる希望と喜びを届けたい。ペンのチカラで連帯していきます。

COO・原田は高校時代、米国ノースカロライナ州の高校に1年間の国費留学をしました。州都ローリーのマンモス校。1200人ほどの生徒の中に日本人は一人。数学とタイピング、PE(体育)以外の授業は理解できず、自分自身のことも英語でうまく表現できない孤独と挫折感のなか、得意の陸上競技がいきなり窮地を救いました。

渡米してすぐのクロスカントリー大会でした。起伏のある約3.1マイル(約5km)をぶっちぎりで勝ち、コースレコードにもあと2秒に迫ったのです。地元紙Raleigh Observerが伝えました。

「日本から走ってきた留学生 / 自身初のクロスカントリーで優勝」。

そんな写真付きの記事のおかげで状況は一変します。友人は爆発的に増え、今でも交流があるホストファミリーとの距離も縮まり、コミュニティにも受け入れられた。まさに「ペンの力」にすくわれた原体験でした。いまでもその記事は宝物です。その後、朝日新聞のスポーツ記者として25か国以上の国を取材で飛び回ることができたのも、米国留学中に国境を超える「ペンの力」に救われ、今度は自分が書く立場に、と奮い立ったからにほかなりません。

Pen&Co.は日本語はもちろん、時に英語でフランス語で。AIやGoogle翻訳に頼らない多言語対応可能なライティング技術とボーダレスな感性で世界と多様性を意識し、ストーリーを発信します。ペンで世界を一つに。私たちが人と人、価値と価値をつなぎます。

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