【キャリア支援】九州産業大学地域共創学部の社会学ゼミで、起業「秘話」45分

多田千香子

Pen&Co.株式会社を共同創業した多田です。設立して2週間足らずの2023年6月29日、福岡市東区にある九州産業大学地域共創学部の社会学ゼミを訪ねました。招いてくださったのは八鍬 加容子(やくわ・かよこ)先生です。

九州産業大学地域共創学部・八鍬加容子ゼミのみなさん
八鍬ゼミのみなさん。自分のやっているスポーツを表現してください!というとポーズをとってくれました
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起業コンテスト出場のための「アドバイス」が目的

加容子さんとは10年ほど前、拙著の出版イベントに来てくださったご縁で知り合いました。ホームレスの人の社会的自立を応援する「ビッグイシュー日本版」などでのライター活動をへて2023年3月、京大大学院博士課程を修了、4月から九産大で教壇に立っています。

担当する3年生のゼミでは、NPOや社会的企業(ソーシャルエンタープライズ / ソーシャルビジネス)がテーマです。12月には学内で開かれる「ソーシャルビジネスプランコンテスト」に出場を計画しています。日本政策金融公庫と連携しており、公庫から融資を受けて事業化している学生も出ているそうです。

加容子さんから私への依頼があったのは、ちょうどPen&Co.の登記をした6月16日でした。絶妙のタイミングです。Pen&Co.のキャリア支援事業として記念すべき「初仕事」になりました。

起業ホヤホヤのエピソードを話しました

社会的企業とはWikipediaなどによると、「利益だけではなく、社会的な問題解決をめざす企業」を意味します。「ペンで、世界を一つに」をミッションに掲げるPen&Co.も「社会的企業」と言えるかもしれません。ただ、世の中を1ミリでもよくしたい思いは会社としては当たり前のこと、資本金と同じぐらいの大前提だと思います。「ソーシャルビジネス」の冠を自らかぶることはないと思っています。(そう呼んでいただけるのはありがたいです)

加容子さんからは「起業についてのアドバイスを」と言われていたのですが、なにせ立ち上げて2週間足らずです。設立ホヤホヤ、まだ湯気が立っているような話を45分ほどお話しました。内容は下記などです。

  • なぜ個人事業主から法人化したか。なぜ株式会社を選んだか:法人の形態についても簡単に説明しました。
  • 起業のきっかけ:創業パートナー・原田との出会いを軸に、4人になったエピソードを紹介しました。
  • ミッションとは:「ペンで、1人を支える / ペンで、1%を照らす / ペンで、世界を一つに」に込めた思いを話しました。

学生たちは、ホームレス支援などでのビジネスを計画するそうです。少しでも参考になればと、7年住んだインドで目の当たりにした格差についてもふれました。あっというまに40分、時間オーバーしてしまいました。学生さんたちは「へえ~」と驚きながら、熱心に聞いてくださいました。「なぜインドに行ったんですか」との質問にも、包み隠さずお答えしました。

イノベーションセンターを訪ねました

話し終えてから、学内にある起業支援のための施設「オープンイノベーションセンター」に案内してもらいました。2020年7月にオープンしたそうです。

九州産業大学オープンイノベーションセンターで

自転車のリムを再利用して、Tシャツをディスプレーするためのハンガーラックに。まさにアップサイクリング!

九州産業大学オープンイノベーションセンター
九州産業大学オープンイノベーションセンターで

コーヒーは1杯ずつサイフォン式で淹れてくれて、180円!うそでしょう、の価格です。

カップも素敵でした。ふたもストローも使わない「バタフライカップ」を利用しています。カップとフタが一体化したデザインがおしゃれで、プラスチック不使用ですから文句なしです。ただし若干、飲みにくい…。こぼしそうなのでフタをパカッと広げて飲みました。

バタフライカップ
バタフライカップ

八鍬ゼミ生たちが12月、投資家たちを前に、どんなピッチをするのか楽しみです。「迷ったらゴー、やりたいことはすべてやろうね」と励ましました。言葉のブーメランを自らしっかりキャッチして、Pen&Co.もプランを立てて実行していきます。

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