【寄稿】立花千凡さん:原田亜紀夫の仕事力=取材力✕書く力✕PRマンの思考力

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PR会社のメディアプロモーターとして長年活躍し、陸上の女子マラソン、スノーボードの元五輪代表選手などのマネジメントも手掛けてきた立花千凡(たちばな・ちひろ)さんは、朝日新聞記者時代の原田亜紀夫(現・Pen&Co.取締役)にとって大切な情報源であり、相談相手であり、五輪競技の紙面解説者を共同でアレンジするなどのビジネスパートナーでもありました。原田の仕事ぶりをよく知る立場から、手記を寄せていただきました。

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立花千凡さん:選手マネジメントのプロフェッショナル

立花千凡さん

プロフィール:北海道のテレビ局でディレクターとして番組制作に10年従事したのち、プロランニングチームで選手マネジメントとPRを担当。株式会社サニーサイドアップでPRや選手マネジメントを担当後、ブルーカレントジャパン株式会社でメディアプロモートを統括。2019年に株式会社マーケットエンタープライズに入社し、グループ全体の広報を統括する。プロスノーボーダーでソルトレークシティ五輪男子ハーフパイプ5位、競技解説者としてもおなじみの中井孝治氏のマネジメントを現在も担当している。

スポーツPRマンとして「怖いものなし」

原田さんと初めてお仕事をしたのは、私がアスリートのマネジメント担当で、原田さんが朝日新聞スポーツ部記者という立場の2014年ごろでした。それ以来、転職などでお互い立場が変わっても、原田さんにアスリートに関する取材を受けたり、インタビューを依頼されたり、定期的に情報交換をしたりするなど、スポーツを通じた接点がこれまで多くありました。

記者としての取材力や書く力について私がコメントするのはおこがましいのですが、原田さんの俯瞰で物事を捉え、事実を多角的に捉える力が人並み外れていると感じることは少なくありませんでした。

新聞記者になる以前に、広告代理店でのアスリートビジネスを経験しているからこそなのかもしれませんが、アスリートを取り巻く環境や、引退後のセカンドキャリアについても熟知されているからこそ、原田さんの情報の切り取り方や情報と情報の繋げ方は私自身も学ぶべき点が多く、良い意味で期待を裏切られることが多かったように思います。その上、固定観念にとらわれず、常に面白いことを探求されている。だからこそ、原田さんの記事は、その競技を詳しく知らなくとも、文章からさまざまなことを想像することができ、スッと内容が頭の中に入ってくるものが多いのです。

また、原田さんは新聞記者出身ですが、活字だけではなく、そのニュースを映像にした場合、どういう絵になるかという所までを想像できる、PRマン的な発想を持っています。

私がメディアプロモーター時代に、記者である原田さんに、PR案件のテーマやストーリーを伝え、そのニュースの露出がどうすれば最大化されるかを相談したことが何度かありました。その際は、必ずと言っていいほど、新聞の想定見出しやニュース番組でVTRにかかる想定サイドスーパーまで考えをめぐらせ、披露してくださる(笑)。しかも、実際に報道されたものを確認すると、それは、大きく外れていないどころか、ほぼ想定通りの内容でした。

PR案件を報道に売り込み、それが露出する場合、見出しやサイドスーパーはPRの成否を左右します。それらはネタの本質を理解していないと絶対に考えられないものなので、記者としての取材力や書く力だけではなくPRコンテンツを柔軟に考える思考を持っていらっしゃるのだと思います。

電通で培った交渉力と推進力に、朝日新聞記者で磨いた取材力と書く力、そこにPR思考が加わっているのだから、スポーツPRマンとしては怖いものは無いと思います。

競技やアスリートに敬意

・・・と、ここまで原田さんの仕事についてコメントしてきたのですが、私がいちばん尊敬しているのは、技術ではなく、実直なその性格です。
数年前に、アスリートのマネジメントをしていた際、その競技団体にとっては、あまり好ましくない事態が起こり、原田さんから連絡が来て、取材対応したことがあります。

事実関係を全て確認し、かなり細かな情報を入手されていたので、翌日の新聞には、ニュースの中心にいる人たちについて細かな情報が掲載されるのでは?と内心ヒヤヒヤしていましたが、翌朝記事を見ても、中心人物や関係者を特定できるような詳細については書かれていませんでした。

一方で、大きなニュースだったため、他のメディアでもこの情報は取り扱われ、裏ドリせずに詳細まで書いた誤情報が複数確認できました。

後日、なぜ記事に詳細を書かなかったのか尋ねると、「情報が出た際の世間の反応やインパクトを考え、装飾せず、事実だけを書いた」という回答が返ってきました。数年経ったいまでもこの時の回答が忘れられずにいます。詳細まで情報を知っているのだから、刺激的な記事を書くことも可能なのに、なかなか簡単にできる判断ではありません。アスリートの取り巻く環境を熟知し、競技やアスリートに敬意を払っているからこその判断だったと強く感じました。

この実直さのファンは多く、実際に、原田さんの人脈は幅広いです。(メディア関係者が多いのは、PR露出を獲得する上では強すぎる武器ですよね。)

異なる環境で様々な役割を担ってきた原田さんだからこそ生み出せるPRコンテンツ。
今度はどんな期待を裏切ってくれるのか、どうやってワクワクさせてくれるのか、楽しみでなりません。

ペンのチカラでスポーツに光を

Pen&Co.は「記者の目に留まるプレスリリース」「記者が取材したくなる記者会見」「質疑を活性化させる記者会見の進行台本」などをはじめ、スポーツ団体、チーム、所属アスリートなどの広報・PR活動を時にピンポイントで、時には包括的に支援します。特に日が当たらない選手、スポーツに光を当てることをミッションに掲げています。

スポーツを知り尽くした広告マン×新聞記者のバックグラウンドを持つ原田が、あなたのスポーツ、チーム、アスリートをペンのチカラで尖らせ、振り向かせます。お気軽にお問い合わせください。

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