ホッケージャパンリーグ(HJL)理事に当社COO・原田亜紀夫が選任されました

Akio Harada

一般社団法人ホッケージャパンリーグ(ホッケー日本リーグ)は2023年6月22日、総会で役員改選を行ない、当社取締役COO・原田亜紀夫が理事(任期2年、広報担当)に新任されました。抱負とホッケーに対する思いを原田が紹介します。

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Pen&Co.COO・原田ごあいさつ

Pen&Co.株式会社設立から6日後、新たなミッションに挑戦することになりました。ホッケーの国内最高峰リーグであるホッケージャパンリーグの理事を拝命しました。

2021年に開催された東京五輪で、大井ホッケー競技場の会場責任者にあたるVGM(べニュー・ゼネラルマネジャー)を務めた実績や、2020年春まで在籍した朝日新聞での18年にわたるスポーツ取材経験、発信力などを評価いただき、推薦をいただきました。

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子元会長と
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子元会長と

私自身、ホッケーのプレー経験はありませんが、やや閉鎖的とも言える「ホッケー村」の外から新たな思想、提言、アクションを、という意図で理事に迎えていただいたと思っています。それに応えるべく、これまでの経験と「ペンの力」をベースに、ホッケーの認知拡大、リーグの普及・活性化に貢献していく所存です。

東京・大井ホッケー競技場で国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長をアテンドする原田(中央)
東京・大井ホッケー競技場で国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長をアテンドする原田(中央)

参考:大井ホッケー競技場VGM(27ページ)

東京オリンピックでホッケー会場のVGM(べニュー・ゼネラルマネジャー)

朝日新聞記者時代、ホッケーを初めて取材したのは日本女子が金メダルを獲得した2005年11月の東アジア大会(マカオ)でした。3年後の2008年北京五輪に向けたチーム作り、強化の真っ歳中で当時の強豪、天理大学の選手・OGがチームの中心でした。特に、チームの得点源だった森本さかえ選手(現天理大監督)のスピードと身体能力に驚いたのを記憶しています。その後、順当に北京五輪の出場権を獲得した日本女子を、私は北京五輪本番でも取材することになりました。

日本は1次リーグで1勝3敗1分け。最後はドイツに敗れて準決勝進出を逃し、結局10位に終わりましたが、1次リーグで日本が0-1と接戦を繰り広げた相手のドイツが金メダルを獲得したのです。

4年に一度の舞台で体を張り、優勝候補のドイツとほぼ互角の戦いを繰り広げた日本女子の奮闘を今も覚えています。その頑張りを読者に伝えたくて、北京から「少し長い原稿を書きたい」と東京のデスクに電話でアピールしましたが、結局、新聞紙面には結果を伝える「本記と15行の雑観だけでいい」と気のない返事。勝たないと大きく扱うのが難しい「マイナー競技」の宿命と同時に、原稿を押し通せなかった当時の自分の力不足を感じた瞬間でした。

そんな私が2021年東京五輪で、会場のVGMとしてホッケーにより深く関わることになったのもめぐりあわせを感じます。

日本が男女そろって開催国枠で出場した東京五輪(男子は1968年大会以来、女子は5大会連続の出場)はテレビ中継もあり、ホッケーの面白さを国民に知ってもらう千載一遇のチャンスでしたが、日本は男女とも1次リーグで1勝を挙げることができませんでした。

結局、他競技で活躍した日本選手の「メダルラッシュ」に話題をさらわれ、会場からは日本の記者が次第に減っていったのを悔しく思いました。

大井ホッケー競技場で大会ボランティアに会場責任者としてあいさつする原田
大井ホッケー競技場で大会ボランティアに会場責任者としてあいさつする原田

代表はリーグで強くなる

五輪を目指す日本代表のほぼ全員がホッケージャパンリーグのチームに在籍し、そのなかから代表選手が選抜されます。今春のWBCで日本が優勝した野球や、昨年のワールドカップで日本がドイツやスペインに勝利したサッカー同様、日々のリーグで実力を磨いた個が結集してこそ代表が輝きます。

逆に言えば、ホッケージャパンリーグが活性化すればするほど、日本代表の強化に直結する。リーグの重要性は言うまでもありません。パリ五輪の出場権はリーグ終了後、2023年9月のアジア大会(中国・杭州)の優勝国に与えられます。

ホッケーの国内競技人口は3万人足らず。観戦経験がある人も限定的なホッケーをまずはリーグから改革し、メジャーにし、サステイナブルなものに。自分にできることから始めていきます。

ホッケーとは

先端がU字に曲がったスティックで、直径7.5cmのボールをドリブルしたり、パスしたりして相手チームが守るゴールへ入れて得点を競う球技。縦91.4メートル、横54.9メートルのサッカーより少し小さなフィールド上で、ゴールキーパー1名を含む1チーム11名の選手からなる2チームが対戦する。各15分の4クオーター制 (計60分)で実施され、より多く得点したチームが勝者となる。同点の場合は相手ゴールキーパーと攻撃選手の1対1の8秒間の攻防を行うシュートアウト戦により勝者を決定する。

ゴールキーパー以外は、手足でボールに触ることができず、スティックの片面のみでボールをコントロールする。スティックはカーボン製で長さは約90センチ。ボールは野球の硬球とほぼ同じ大きさ・重さのプラスチック製。

五輪では1908年ロンドン大会から正式競技となり、1980年モスクワ大会からは女子ホッケーも始まった。

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